225円
ノルウェーコイン 1956年 ナチス・ドイツによる侵攻に頑強に抵抗したもうひとりの国王が、クリスチャンの2歳年下の弟にしてノルウェー国王、ホーコン7世(在位1905~57年)であった。 1940年4月9日の早朝、ドイツ軍はコペンハーゲン襲撃と時を同じくして、ノルウェーの首都オスロや西海岸6ヵ所を同時に急襲した。知らせを聞いたホーコン国王の初動も早かった。 兄クリスチャン10世は、短時間でコペンハーゲンを包囲され、国民の安全のために侵攻から1時間で降伏せざるを得なかったが、その兄とは異なり、ホーコンは果敢に抵抗を試みた。 オスロはドイツから少し距離があり、何よりもフィヨルドで入り組んだ長い沿岸線と山がちの地形を持つことがホーコンに幸いした。さらにオスロの要塞を守る将兵たちの活躍もあり、ドイツ海軍の巡洋艦を沈めることにも成功を収めていた。 TH 3985