新年早々オミクロン株の感染拡大が全世界で続いている。日本もあっという間に2000人を超えた。ガロアの国内取材のスケジュールを決めた矢先のことなので、非常に難しい判断を迫られることになるかもしれない。
1月4日の仕事始めの日から、連日ミーティングに明け暮れているのはそのためだ。一番の大仕事は3月下旬に開く予定でいるウイスキーフェスで、すでに出展企業のリスト、概要をHPでもアップし始めている。今回のフェスでは人数制限、完全予約制にすることもあり、従来と違って記録に残せるように、入場者には70~80ページ程度の公式パンフレットを作ることにした。いわばガロアの別冊のようなもので、持ち帰っても楽しめるようなものにしたいと思っている。
そのミーティングも行い、現在コンテンツ案を練っているところで、これからフェスに向かってやることが満載だ。国内取材はコロナによっては延期・中止せざるを得ないこともあると思うが、フェスについては今のところ中止は考えていない。日々オミクロン株の動向に注意しながら、しかし実施のための準備は抜かりなくやる予定だ。
ウイスキー検定は3級・2級の問題はほぼ完成して、今はアイリッシュ級、ジャパニーズクラフト級の制作に注力している。19日(水)に検定合格者セミナーとして、オンラインでアイリッシュのテイスティングを行うが、その準備も急ピッチで進めている。さらに2月9日(水)開催を予定しているジャパニーズクラフトのオンラインセミナーも、近いうちに申込を開始する予定でいる。
コニサーについては、ようやくマスター・オブ・ウイスキーの論文7編を読み終わり、判定会の準備に入っている。今回は審査員4人の座談会という形式で、その審査過程もホームページ上などで掲載したいと思っている。コニサーの強化は今年のテーマでもあり、何ができるのか、何をやるべきかを現在思案中だ。できればエキスパート、プロフェッショナル、そしてマスターの試験問題とその解答、そして解説、コンテンツ記事をまとめて、年1冊、公式記録として出版したいと思っている。かつて出していた『コニサー倶楽部』に代わる、いわば拡大版の〝コニサー読本″だ。
TWSCのほうはエントリーボトルもほぼ出揃い、いよいよコンペの実際作業に入るためボトルの撮影、そしてエントリーボトルのフライト分けの作業が始まった。ボトル撮影は昨年暮れから始まっているが、今回は洋酒・焼酎を合わせて800本近いエントリーがあったため、一週間くらいかけて撮影ということになる。フライト分けは、毎年恒例の重要な作業だが、これが完成すれば、審査員のグループ分け、そして最終段階として、どの審査員グループに、どのフライトをやってもらうのかを仕分ける作業が待っている。
各自が複数の仕事を抱えながらの作業となるため、大変な業務となるが、それが完成すればいよいよサンプル詰めの作業に入る。ウイスキーフェス、検定、コニサー、ガロアと私自身、この時期は超多忙、ウルトラハードスケジュールになるが(その上全国各地の取材だ)、このコロナの状況を考えれば、それでもやるしかないと思っている。せっかくのウイスキーの灯を消さないためにも、ウイ文研ができることは、すべてやるつもりで、そのために正月三が日は、例年以上に鎌倉の神社仏閣も回った。
ちなみに鎌倉宮で引いたおみくじは大吉だった。おみくじが100円から倍の200円に値上がりしていたのにはビックリしたが、なんでも値上がりする昨今の情勢を考えれば仕方がないのかもしれない。それにしても100円から200円になるなんて、これこそ神も仏もない…。

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